幹事の壺(沖縄編 2024最新版)

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平和記念公園・沖縄県平和祈念資料館/へいわきねんこうえん(沖縄本島南部 糸満)

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沖縄の南部の代表的なスポットである平和記念公園、ならびに沖縄平和祈念資料館のご紹介です。

南部には沖縄の戦争の傷跡を物語る施設がいくつかありますが、そのひとつであり代表的な施設と言えます。
しかし、kanjiman としては、戦争のことを学び、平和について考えるなら、ここよりむしろ、ひめゆりの塔&資料館を推薦します。まぁ理由はいろいろなのですが、あくまで個人的にはそう思うということです。でもそれなりの信念を持ってこう書いています…。

さて、そうは言っても、ここはここで、沖縄を訪れる方には是非とも訪れていただきたい施設のひとつであります。あまり固いことを書くつもりはありませんが、とにもかくにもやはり戦争はいかん!と思います。
普通に生活をしていても、戦争や平和という言葉は、テレビや雑誌を通して、また識者といわれる方の言葉を通して、私の耳に入り、そして時にはわかったよう に、この口から発することさえあるものです。しかし、その多くの場面で、どれだけそれらの言葉の重みを感じ取れているかは自分自身疑問です。

沖縄に訪れたときにでも、こういう施設を訪れ、記念碑を見て、そこに記された数え切れない戦没者の方々のお名前を見て、「戦争とはこれだけ多くの命を奪うことなんだ」と頭でなく肌で感じることができたら、それもまた沖縄旅行で得られる価値ある時間かと思います。

公園内には、平和の礎(いしじ)という、軍人、非軍人、そして国籍に関係なく沖縄の戦いで無くなった全ての方々のお名前が記された記念碑が並んでいます。

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あまりの数に圧倒されます。
幾度か、お名前の前でしゃがんで祈っておられるおばあの姿を見たことがあります。流れている時間を生きつつも、かの日で止っている時間をも抱えて生きている方が、数多くおられることを思います。いったい何と言ったら良いのでしょう。

その平和の礎に刻まれた戦没者の方々のお名前に囲まれるように、「平和の火」が燃えています。

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この火は、長崎の「誓いの火」、広島の「平和の灯」そして、沖縄戦最初の上陸地である座間味村阿嘉島において採取した火をあわせた火とのことです。

その火の後ろは、海を見下ろす崖になっています。

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その崖に立てば、広い空と、広い海と、広い大地とが、おそらくかの日と同じように、青く、蒼く。
圧倒的な美しさに満ちた舞台で、いったい人間は何を演じてきたのでしょう?

平和のため、私たちにできることとは、いったいなんでしょう?
ここを訪れた方が、その人なりの一歩を少しでも感じ取れたら良いと思います。

公園内入園無料 駐車場250台
8時~22時
平和祈念資料館は9時から17時 300円
沖縄平和祈念堂は9時から17時30分(10月~3月17時まで) 450円

 - 観光地・テーマパーク・施設(沖縄本島南部)